
売り場で見た瞬間「こんなの100円ショップで販売して需要あるの!?」と思いながらも速攻で買い物かごに入れました。
工事現場の警備員や事故処理の警察官が振っているアレです。
材質は以下の通り記載されています。
・ハンドル(黒い握り部分):ABS樹脂
・パイプ (赤い筒部分) :塩化ビニル樹脂
表記を見るとブラジルでも販売しているようです。
ポルトガル語で BASTÃO DE LED GUIA はGoogleさんが LEDガイドバット と訳してくれました。
全長は約550mm(内パイプが約350mm)あります。
直径はパイプが30mm、ハンドルが32mmです。
重量は106g(電池抜き)です。
※全て実測値です
先端はキャップで塞がれています。
電池は単二×2本をネジ式ハンドル内に収納します。
動作は押しボタン式で、押すたびに 点滅 → 連続 → OFF になります。
ベルト等に引っ掛けるクリップも付いています。
せっかくなのでちょっと分解してみましょう。
まずは先端のキャップを外してみましたが、パイプは透明な筒の内側に赤いフィルムが入っています。
赤いフィルムを抜いてみました。
フィルムで赤く見せているなら、フィルムを変える事でいろんな色に光らせる事ができるかも?
ピンクならビーム〇ーベル・・・夢が膨らみます。
パイプとハンドルを分離して中身を出してみました。
長い金属線を並行に2本並べてLEDをはんだ付しています。
それを折ってちょうどパイプの直径位の透明フィルムに挟みホッチキスで留めています。
フィルムを留める際に片側の金属線をホッチキスで一緒に固定する事でちょうどパイプのセンターに位置しています。
所詮安っぽい作りとバカにしたりこんな簡単な事なら誰でも思いつくと思う人がいるかもしれませんが、こういう創意工夫ができる人って今の日本の製造業には意外に少ない気がします。
ハンドルの部分には小さな基板がありますが、特に固定されず浮いた状態です。
基板には6本の線(電池:2 / スイッチ:2 / LED:2)が接続されており部品は数える程です。
黒い丸の部分は画像を加工したのではなく実際画像のように黒い丸です。
COBでしょうか?
基板中央には ZY-F4290 、端には SD-YW-LI-01s の印字があります。
基板の裏面です。
ふとこの状態で点灯させてみたらびっくり・・・フィルムで色を変えてると思ったらLED自体も赤でした。
赤いフィルムはLEDの粒感を消すためだったようです。
赤いフィルム有
赤いフィルム無
作りも問題なくLED誘導灯としてしっかりと機能します。
パイプの両端(先端キャップ・ハンドルとの接合部)を接着剤で埋め、電池ボックスにOリングを入れれば雨の日でも使えそうです(スイッチ周辺も何か対策した方が良いかな)。
念の為ですが、ビーム〇ーベルやライ〇サーベルのように振り回す場合は先端のキャップが割れやすいのでご注意ください(何故それがわかったのかは聞かないでください)。
総 評:★4.2
創作性:★★★★★ 見つけて「こんなものがあるんだ」という感動があるか
価 値:★★★★★ 価格相応の価値があるか
信 用:★★★☆☆ 製造メーカー(又は販売メーカー)が明確で信用できるか
品 質:★★★★☆ 作りがしっかりしているか
紹 介:★★★★☆ 購入をお勧めできるか
⇒〝100円ショップアイテム〟の一覧は こちら です。
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