冬になると家電量販店・ホームセンター・100円ショップ等にズラッと並ぶ加湿器です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が湿度の影響を受けるかは議論の分かれるところですが、湿度が高いと
・飛沫が飛び難くなる(空気中を漂う時間が減る)
・喉や気管の防御能力を守る
という点では感染対策としても有効のようです。
品名:卓上型加湿器 180ml WH
型番:604-0501
寸法:80mm×80mm×99mm
重量:69g
電源:USB(80cmケーブル付属)
方式:超音波振動
噴霧:40ml/h±8ml/h(タンク容量:180ml)
機能:連続 / 3sON-3sOFF (3.5hでオートOFF)
注意:水道水以外は使用しない事
加湿器を種類別に大雑把なイメージで説明するとこんな感じです。
・超音波式 :水を霧のように直接噴霧している
・気化式 :水に塗れたタオルに風を当てて湿った空気を出している
・スチーム式:水を沸騰させて蒸気を出している
気化式・スチーム式は蒸発させた成分ですが、超音波式は入れた液体そのものを吸ったり飲んだりするのと変わりません。
ミネラルウォーターがダメな理由は諸説ありますが、超音波式に関しては
・水道水と比べて(消毒されてないので)雑菌が発生しやすい(雑菌もバラまく)
・水道水より多く含まれるカルシウム等のミネラルもバラまくので周囲を白く汚す
等が言われています。
ミスト操作とライト操作がありますが、ライトはただのアクセントで周囲を明るくするものではありません。
本体は艶消しの白で丸みを帯びたデザインです。
正直なところお洒落で100円ショップの製品だと思えない質感です。
本体は上下に分離します(下部が水タンクです)。
動画はこんな感じ、連続動作 → 3sON-3sOFF → 停止です。
静かな環境だと僅かに「シュー」という音が聞こえますが、30cmも離れるとほぼ聞こえなくなります(ボタンを押した「カチッ」という音が聞こえる事から分かるように、動画は音を消してません)。
よく見ると本体真ん中の筋が光っていると思いますが、これがライトです。
という事でちょっと分解してみましょう。
中はこれだけです。
ライトは基板上のLEDによるものです。
左の丸いのが超音波素子です。
芯(白い棒)の接触する側をよく見ると・・・
網目状に穴が開いています。
吹き出し側に穴は見えませんが・・・
目に見えない小さな穴があるので動作させると表面に水滴が滲み出し勢いよく霧が発生します。
超音波素子はすごい早さで振動しているので、毛細管現象で吸い上げた水を振動で霧状にして放出しています。
常時稼働で室内全体の加湿に使うには能力不足ですが、加湿という基本機能は押さえている製品なので、手軽に導入できるパーソナル空間の快適アイテムとしてお試しください。
但し、タンクの水をそのままにしておくと雑菌が繁殖しますので使い終わったら水を捨てて芯(白い棒)は乾燥させてください。
そうそう、パッケージに[発売元]として記載のあった 株式会社サンタン は大阪に本社のある生活雑貨とオリジナル商品の企画販売会社です。
どういう経緯かは分かりませんが、ネパールへの支援活動に注力しているようです(会社HPより)。
総 評:★3.8
創作性:★★★★☆ 見つけて「こんなものがあるんだ」という感動があるか
価 値:★★★★☆ 価格相応の価値があるか
信 用:★★★★☆ 製造メーカー(又は販売メーカー)が明確で信用できるか
品 質:★★★★☆ 作りがしっかりしているか
紹 介:★★★☆☆ 購入をお勧めできるか
⇒〝100円ショップアイテム〟の一覧は こちら です。
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