投稿時期としてはやや遅いですが、100円ショップにズラッと並ぶ加湿器が気になったのでいくつか購入して中身を覗いてみました。
何も考えずに箱を手に取りましたが、本体色は白と黒があるようです。
品名:500円加湿器
寸法:64mm×64mm×145mm
重量:162g(実測値)
電源:USB(ケーブルが別途必要) 5V400mA
方式:超音波振動
噴霧:20~40ml/h
機能:連続のみ(水がなくなると自動でOFF)
注意:水道水以外は使用しない事
超音波式は小型・低コストで加湿器を実現できますが、大雑把に言えば霧吹きで水を撒いているのと変わりません。
ミネラルウォーターだと周囲が白くなる(カルシウム)とか、防水性能のない電子機器に直接当たる位置で使用し続けるとショートする可能性があるとか、次亜塩素酸等の消毒液を入れると健康被害を及ぼすとか・・・水道水以外は使わない事です。
本体はやや艶のある黒、光沢感にムラがあるのが残念です。
艶消しでムラがなければかなり高級感漂う製品になったのですが・・・
天面中央には超音波素子が見えています。
その周囲は白い板で塞がっていますがファンでも付けて風を出すのにちょうどよさげなスリットがあります。
底面には傷防止のスポンジが貼られています。
中央の窪みは製品シールでも貼るのに都合がよさそうです。
こんな感じで分離します、接合部はロック式でシリコンパッキンが付いているので、万一倒してもすぐに起こせば水をこぼさずに済みます。
実際に動作させるとこんな感じです。
静かな環境だと僅かに「シュー」という音が聞こえますが、30cmも離れるとほぼ聞こえなくなります(ボタンを押した「カチッ」という音が聞こえる事から分かるように、動画は音を消してません)。
あの謎の2本の金属棒は水位(正確には水があるかないか)を検出しています。
水タンクから2本の金属棒を出し銅線を使ってショートさせた状態で動作させてみました。
銅線を外すと停止します。
水は電気を通すので、水位が下がって水がなくなると電気が流れなくなります。
あと、ライトは周囲を照らすものではなく装飾です。
ライトOFF
ライトON
本体が黒なので周囲が暗いとライトはアクセントとしてお洒落な感じですが、明るいと正直微妙です。
ライトと加湿のON-OFFは独立しています(長押し:ライト / 短押し:加湿)。
いくつか気になる事があるのでちょっと分解してみましょう。
ネジを4本外すと簡単に開きます。
デザインとしては中半端なので、何か風が出るような製品と共用しているのかもしれません。
この状態だと芯(白い棒)に押されて外れるので、マスキングテープで固定して動作させてみました。
スイッチ基板です。
安くする為には線を直付けする場合が多いのですが、この製品はコネクタを使っています。
DC-026-FX01-V1.1 2021-0507 と印字されています。
100円ショップとしては高額な部類の製品ですが、この形状と機能でこの価格を実現しているのはやはり100円ショップならではだと思います。
加湿という基本機能は押さえている製品なので、手軽に導入できるパーソナル空間の快適アイテムとしてお試しください。
総 評:★3.4
創作性:★★★★☆ 見つけて「こんなものがあるんだ」という感動があるか
価 値:★★★☆☆ 価格相応の価値があるか
信 用:★★★☆☆ 製造メーカー(又は販売メーカー)が明確で信用できるか
品 質:★★★★☆ 作りがしっかりしているか
紹 介:★★★☆☆ 購入をお勧めできるか
⇒〝100円ショップアイテム〟の一覧は こちら です。
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